今回のプロジェクトでは、「当社の顔」ともいえる玄関階段の壁を、本社ビル建設当時のルーバーから10年ぶりにオリジナルのアルポリックパネル外装に変更・施工しました。
素材選びから意匠設計、加工・施工まで、すべてを自社一貫で行ったことで、機能性とデザイン性の両立を実現しています。
⚫︎使用した素材:アルポリックとは?
アルポリックとは、アルミ複合板と呼ばれる素材で、軽量ながら強度があり、屋外使用にも適した耐久性を誇ります。デザイン看板や主に外国車ディーラ・大規模ビルディングなどの建築外装にも広く使われており、加工の自由度が高いのも魅力のひとつ。シンガポールのマリーナベイ・サンズの外壁にも使用されています
⚫︎カット加工は自社のZUND G3で
このプロジェクトでは、自社所有のZUND G3(ズント)を使用。精密なデジタルカットが可能なこの機械のおかげで、細かなデザインや曲線も美しく仕上がります。
ページ下部のリンク動画ではその工程と完成品の様子をご覧いただけます。
■ デザインコンセプト:動きとリズムを感じるパターン設計
使用したアルポリックパネルには、機能性もを計算に入れたパンチング&カービングとスリットラインを組み合わせたオリジナルデザインにしました。
-
斜めのラインや彫刻は、無機質になりがちな金属外装に“動き”を与えます。
-
円形のパンチング穴と直線スリットを交互に用いることで、視覚的なリズム感を演出。
-
細部までZUND G3で高精度カットすることで、デザインの再現性&シャープかつ統一感のある仕上がりに。
■ 加工と施工の工夫
-
ZUND G3による精密カット:複雑な形状もデータ通りに正確に再現。端部の処理も美しく、安全性にも配慮。
-
曲げ・接合部分も丁寧に設計:現場での収まりを想定し、取付穴や干渉防止の形状調整も事前に実施。
-
取り付けは社内若手&ベテランリーダーのチームで施工:曲げやズレを防ぐため、しっかりと仮固定しながらビス止め。精密な合わせ作業が求められるため、現場チームの教育&知識の向上とつし買った熟練度を生かす目的で行いました。
- 防錆&再塗装もしっかり実施:本社ビル建立からはや10年、このタイミングでしっかりとメンテナンスも実施し耐久性を確保しました
■ デザイン性 × 実用性
このデザインは見た目の美しさだけでなく、以下のような実用性も考慮しています。
-
通気性の確保:パンチング加工による通風効果で、構造材の劣化を抑制。
-
軽量かつ強度のある素材:アルポリックは屋外にも適しており、耐候性・耐久性も十分。
-
メンテナンス性:フラットな面構成で掃除もしやすく、長期的に美観を保ちやすい仕様です。
▶ 実際の加工動画・施工風景はこちら
まとめ
今回の玄関階段外装は、「建築×デジタル加工」の技術が融合した、「DIRECT」ならではのオリジナル事例となりました。
-
「空間・デザインこだわりたい」
-
「他と被らない意匠を取り入れたい」
-
「実績と技術のある安心できる会社に相談したい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
▶ ご相談・お問い合わせは
📩 https://www.e-direct.co.jp/contact